煙友庵

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zoom RSS 9Rで四国1周・完結

<<   作成日時 : 2017/09/07 21:51   >>

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9時に起床。


これほど「寝た」と思える睡眠は、いつぶりだろうか。人間あれだけ疲れないと、これほどの眠りは得られないのかと感じました。実のところ、昨夜、新居浜市に着いた時、尋常じゃなく疲れてるという自覚がありながら、このまま朝まででも走れそうな気がしてたので、こりゃ相当ヤバい状態だと思ったのです。



朝飯はホテルのパンとコーヒーが食べ放題でしたので、しっかり飲み食いました。前回、書き忘れたけど、チェックインのとき、ツメシボのサービスがあって、あれがまたいい。火照りきった顔面にツメシボ。心得てます、ここ。



幸い、身体も動くし、気力も充填されてるのが自覚できたので予定通り、旅再開です。時刻は午前10時。


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新居浜市から香川県の引田辺りまでの約100kmは高速道路利用予定ですが、ウォーミングアップも兼ねて、新居浜ICの隣、土居ICまでは下道を通ることにします。マップルに「景色が良い」と書かれてる「西の山」という小さい山の峠越え、県道13号を走行。


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地図で見るところの、四国のくびれ部分、鉄アレイでいえば、握る部分に当たる場所がよく見えています。画像の左、遠く煙突の白煙は川之江の大王製紙で、その向こうは香川県です。

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土居ICから高速に乗ると、四輪車のペースより、やや速めで走り、順調に距離を稼いでましたが、善通寺付近を走っていた時にハプニングが。


目の前の車を追い越そうとして、追い越し車線に移ると、それを阻むようにこの車も同じように追い越し車線に入ってきました。ちなみに今、付近を走ってる乗り物は僕と、この前走車だけで、前走車が車線を変えて追い越すような車は存在しないのです。つまり、ただの嫌がらせです。


後部ガラス越しに中の人間が3人ほど見えましたが、こっちを見てるような感じです。若そうに見えたので、まあ、ありがちなイタズラでしょう。困った馬鹿達です。


僕が左に車線を変えると、また同じように前を塞ぎに来ます。幅寄せではなく、単に前を塞ぐだけですから、どうということもないですけど、調子にのって急ブレーキなんか踏まれたら、鬱陶しいのでスパッと車のサイドに切り込んで、半クラ爆音フル加速で逃げました。

追い抜く時にドライバーの目は見ておきましたけど、それにしても、しょうもないことすんなよな。罰として、この運転手のおにーちゃんを9Rの後ろに、後ろ向きで乗せて高速200km/hクルージングを堪能させてあげたいところです。タンデムグリップだけは持たせてやる。片方だけな。バイクの後ろに後ろ向きで乗る、これがどれほど怖いか、やった人しかわからない。


この車を追い越す時だけでしたが、今回の旅で初めての全開加速。速ーい。




高松市が近づいてきた頃、本線電光掲示板に高松中央ICから津田東ICの間で渋滞5kmの表示が。あぶない、こんなものに巻き込まれてはたまりません。

昼も近いし、久しぶりに讃岐うどんを食うことにして、高松西ICで降ります。


目当てのうどん屋は「さか枝」です。このうどん屋のすぐ横に病院があって、昔、入院していた叔母さんのお見舞いに行ったときは、大抵寄ってましたので、ここだけは迷わず行けるのです。


到着してみると行列こそありませんが、けっこうな客入りです。しかし、この辺りは県庁もあるオフィス街なので、平日の昼はもっと凄まじいらしく、むしろこれくらいなら、マシなほうかもしれません。

店は路地裏なので、バイクをどこに置こうか、キョロキョロしていると、店から出てきた、アメリカンバイクのオーナーが、僕に向かって「自分出るから、ここ入れなよ」という感じで、合図してくれました。いい人だー、と空いたところに9Rを入れ、お礼を言いつつ、ナンバーを見ると富山ナンバーです。聞けば、ここのうどんを食べるためだけに富山から来たと笑いながら、仰ってました。


あながち冗談ではないかも、と思わせるあたり、、「おそるべき讃岐うどん」を垣間見たような気もしました。そういうわけで香川名所写真はやはり、うどんか。

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かけうどんの中とてんぷらを2個食い、大満足。これで500円でおつりがくるからすごい。



高松市からは、瀬戸内沿岸の国道11号線を東に向いてシコシコ走ります。腕と肩の疲労がぶり返してきたのと暑さがこたえます。牟礼で4回目の給油。



13:00過ぎ、徳島県鳴門市に到着。


鳴門といえば、大塚製薬。

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大塚倉庫の向かいのコンビニで、アイスコーヒーを買って休憩。「大塚倉庫67」とありますが、こんな大きな倉庫が何十個もあるんでしょうか、ここはジャワテイーとクリスタルカイザーか、オロナミンCとポカリスエットもどこかにあるんですね。ちょうどいい、徳島名所写真はこれに決まり。


飲むかい?

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高知市から西回りでやってきた徳島県鳴門市、トリップは663km、現実味のない数字です。これから、南下して室戸岬周りで高知市まで帰るのを考えると暑さも忘れる思いがしますが、ここまで走ってきたのだから、行かねばなりません。


10kmほど南下すると徳島市に到着。

今日の夕方から阿波踊りが始まるので、すでに混雑気味なんではないかと気になりましたが、それほどでもなく、無事に通過。本当は阿波踊り観たいし、ビルの屋上に座ってるデビルマンも撮りたかったんですが、阿波踊り観るために夜まで待ったら、計画がぶち壊しになりますので、次のお楽しみにしました。



徳島市を抜ければ、ずーっと流れのいい道路なのはカブ遍路で知ってますので、捕まらない程度で快速走行。


西に傾きだした陽が今日は右のほうから当たります。四国を周ってるのが実感できる瞬間です。


阿南市を抜けかかる頃、日和佐自動車専用道路が現れました。一瞬、迷ったものの、やはり利用。


走りながら、この辺の国道は流れがいい印象なんだけど、こういう道路がいるのかな、と思ったりもしましたが、終点の日和佐に着いて、道の駅日和佐に立ち寄ったときにこの道路の情報が。



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なるほど。

流れのいい場所だと思ってたけど、阿南市から日和佐への峠越え区間はカーブの多いとこだったのね。


国道55号線、左手に紀伊水道を見ながら、気持ちのいい道路を走り続けます。海陽町で最後の給油。


夕闇が迫り、背後霊を5人おんぶしてるような身体の疲労を感じ始めたころ、ついに高知県に入り、室戸岬が見えてきました。

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道が非常に良いです。ついつい右手が多めに動いてしまいますが、自制は忘れません。


室戸岬付近の青年大師像に到着。記念撮影と、この先の旅の安全を駐車場から祈願。境内に上がる元気はありません。写真見て気づいたんですが、左のほうで金ピカのお釈迦さんが、ふて寝してるような。構図的にアリなんでしょうか。

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午後6時半過ぎ。もう、どうあがいても、ここからゴールまでの80kmは夜間走行になるから、室戸岬でしっかり休憩。

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30分後、ゴールの高知市に向けて、走行再開。体力もまだもちそうです。


室戸市の街を抜け、隣の奈半利町に入ったとき、なんか空気感が変わったと感じた直後、凄まじい豪雨が始まりました。問答無用で走行不可能なレベルだと判断したはいいけど、雨宿りできるところなんてあるんかー?と走り続けていたら、JR奈半利駅を見つけて屋根のある場所にバイクを停める。


とんでもない豪雨でした、数分走っただけで、完璧にズブ濡れ。

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バイクを降り、海から上がってきた怪獣みたいな姿でビッシャンビッシャンと音を立てて歩き、、逆U字形の埋め込み車両止めに、どかりと腰かけて時を待ちます。どうせ通り雨。


室戸岬で気合を入れ直して旅を再開したのに、走り始めて間もなくこのゲリラ豪雨とは。


ゴールまで、あと70kmほど。この雨宿り中に、今回の四国1周をなんとなく振り返りました。今回ばかりはブログの目玉ネタになってしまうような深刻なハプニングのないように願っていましたが、幸い、そういうのはなかったにせよ、軽いハプニングは喜怒哀楽多々あり、今こうして思い通りに事が進まない局面にぶつかってるのを考えても、陳腐だと思うけど、旅は人生の縮図だと思えました。

それよりも、9Rで四国沿岸をぐるっと周って、四国山地や内陸部の町々を輪っかで囲んでやったような気分になったのが予想通りの感慨で単純に良い気分になったのです。


1時間後、雨は完全にやんで走行再開。


漆黒の海を左に見ながら、夜の国道55号線をひた走ります。土佐沿岸部の夜灯りが遠く遠く西の彼方まで延びていてひときわ明るいのは高知市です。


安芸市を越え、芸西村に入るとほどなく、今、絶賛成長中の「高知県東部自動車道」の乗り口、芸西ICに着きます。無料道路利用はこれで最後。

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思い残すことのないように、自動車専用道路のクルージングを楽しみました。つっても10kmほどで終わりですが。



そして、見慣れた地元の町が見えてきました。午後10時、ついにゴールです。


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総走行距離は903.6km。下調べした距離とほぼ同じでした。はりまや橋でスタートしておいて、はりまや橋でゴールしないという、ぐだぐだぶりですが、そんなこともうどうでもいいことです。長年の夢のひとつがまた叶いました。無事故無転倒で。


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2日連続の10時間超え走行でさらに9Rに慣れましたし、こういうバイクに乗ってるゆえに注意して走らないとえらいことになるポイントも発見できて有意義でした。時期が時期なので、走行は辛いものでしたけど、完走できて良かったです。


小さい島のようで、四国は大きかった。

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全行程図ですが、黄色部分は今回利用した高速及び自動車専用道路です。いつの日かこの黄色線は四国環状線になると思われます。




走れども 

    遊生夢死の 

          心地かな







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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
900kmも走ったんですか、葛飾からはりまや橋までが800kmとのグーグル積算ですから、、、真似出来ません。

少年時代のバイク旅ならば何かしらの夢と希望を見させて呉れますが、、、そうですか、遊生夢死。。。
いやいや、ごく普通の旅を普通にこなす中に美があるんじゃないでしょうか。 こうした達観した思い出と経験の積み重ねが渋い男の背中を作るんだよね、きっと。

>ありがちなイタズラでしょう・・・・・・・・

普通、ヘルメット越しの相手がどんな野郎か判りませんからイタズラなんてしませんよ。 案外、先に行ってくれとの彼なりのアピールだったのかも。
また、同様なことはよく在ります。 取り締まりエリアなんかをコースブロックで教えてくれる場合も在りますし、”正しい”ドライバーがオーバースピードをブロックするのも経験します。

>飲むかい?

ハハハ、いいね*3
南行
2017/09/08 17:43
おえ・・・東京越えるほど走ってましたか句は少し暗かったですね。秋めいて感傷が過ぎたかなこんな句を思いつくところを見るとまだまだ若造

>ごく普通の旅を普通にこなす中に美が

きっとそういうことなんでしょうね。普通に行きたいところに行けたなら、それが本懐と

確かに善通寺付近にはオービスあるんですよ。やべえ、睨んじゃったかも


>飲むかい?

あの、特大ガマ口見てると蕎麦でも食わしてやりたくなるであります!
ぬし
2017/09/08 22:20
お疲れ様です。
四国はバイクでは走れてないんですよね
◎◎ヒロ◎◎
2017/09/09 00:10
ありがとうございます

是非、バイクでどうぞ。四国は林道もたくさんありますよ林道はほぼ未体験なんですけど、僕もいつかは走るつもりです
ぬし
2017/09/09 22:53

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