煙友庵

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zoom RSS 9Rに悪路バティックなどいらない

<<   作成日時 : 2017/04/26 22:56   >>

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子供の頃の話ですが、坂本龍馬が袴姿でブーツ履いてるこの写真にけっこう感動した覚えがあって、フツー、草鞋か、よくて下駄だろ、って武士のイメージを根底からフッ飛ばすようなインパクトがあったんですよね。今、思えば洋物が盛んに入り始めた幕末には龍馬の他にも履いてた人は、きっといたんでしょうけど、改めて見ても龍馬さんのこれは絵になってるよな。


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と、工具箱の龍馬ステッカーの前で、そんなことを思いながら、こないだ買った新しいヘルメットを下ろしていました。


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ずいぶん、久しぶりのヘルメット購入で、用品店などで色々物色したんですが、やっぱりアライに落ち着きました。ラパイドIR。昔はレプリカなんかも被ってましたけど、今は単色が好みです。


今回はヘルメットを馴染ますのと併せて、いつものように9Rとの思い出作り・・・・・いや、練習です。


目的地は、ずいぶん昔に行ったっきりの高知の秘境駅、JR新改駅を経て大豊まで北上し、大豊からの折り返しは高速道路で一気に高知市内へ取って返すルート。往復で80km前後(と思う)。


4月23日、午前九時の高知市は雲ひとつない快晴で、気温も暖かく、家からこのガレージに向かうわずかな道のりの間に、疾走するバイカーさんたちを何台か目にした。今日乗らなくていつ乗るよなあ。


9Rでの快速路開拓というのを、常日頃、頭の片隅に置いてるのですが、まずは昨年開通した高知龍馬空港から高知市内を結ぶ高知東部自動車道を走って、龍馬空港に寄り、そこから北方の山を目指して行けばJR新改駅に何となく辿り着くだろうということで出発。



その高知東部自動車道は別段どうということもない、キレイで走りやすい道でした。それ以外の感想は特にない。と、9R基準で考えれば、そういうことになるけど、高知東部自動車道の現在の入り口(今後、まだ延びていく)周辺から空港付近まで、ひとつの信号もなく辿り着けるというのは地元民なら、少々感慨深いものはあるに違いない。


高知市〜南国市間の渋滞緩和と同時に、海にも近い、この道路は「命の道」と称して、津波の際の避難場所としても機能させるということらしい。


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立派な道路です。



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抜けるような青空と、広々とした空港周辺は、やっぱり気持ちがいいもんです。


そして、空港にはカワサキがよく似合う。



ベンチに腰掛け、飛び立っていく旅客機と9Rを交互に眺めながら、のんびりと缶コーヒーを飲んだ後、新改駅に向けて北上を開始。


秘境といっても、高知市から車で40分も走れば着きそうな場所だし、逆に言えば高知市から40分で秘境に着くほど高知市は田舎なのか、あの椿山集落とて、市内から物凄く遠い場所とは言い難い、ウーム・・・と唸りながらの
走行でしたが、無事到着。



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この小屋然とした・・・つうか小屋なんですが、一見なんでもない地味な佇まいのこの駅が実は全国から鉄道マニアがやってくる、高知の知られざる名所なんですよね。


この駅の一番の目玉は、四国には2箇所しかない、スイッチバック式という所ですね。スイッチバックというのは・・・・・・・要するに一方通行で駅から駅へ走り切るイメージであるはずの列車が、途中何らかの事情で、進行方向を反対に変える、つまりバックするという意味からきます。


新改駅は高知平野から、四国山地へと入っていく上り坂の途中にあり、その勾配途中に駅を作るのは開通当時に走っていたSLなどの蒸気機関車には発進時の負担が大き過ぎるため、勾配のある本線とは別に停車する為の平坦な場所と線路を設けて、駅を作ったという経緯があります。したがって、新改駅に入ってきた列車は本線に戻るためにバックする必要があるから、スイッチバックなんですね。


とはいうものの、平坦な場所が作れるのなら、それをそのまま本線にすればいいのに、とか、本線から直接駅に向かってバックしてくりゃ早いのに、何でわざわざ引上げ線なんてものにいったん入るのか、など、鉄道マニアでもない僕にはわからんのですが、「そのほうがカッコいい」とか、何か理由があるんでしょう。



そういうわけで、僕はスイッチバックうんぬんより、10年くらい前、初めてこの近くに訪れた際に新改駅の案内看板を見つけ、こんな山の中の山の中に駅があるのか?!と、そちらのほうに妙な感動を覚えたのでした。そして実際に来てみたら、言葉にするのは難しいんですが、なんとも言えない情緒があるんですよね。


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(バックして本線に戻ってゆく列車)

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この駅にそういう魅力があるのは、駅構内に置かれている観光客用の書き込みノートに記されたたくさんのメッセージが物語っています。



新改駅をあとにすると、わけのわからない狭い山道を通って国道32号を目指します。この道程のほとんどが枯れて落葉した杉の葉が路面にてんこもりで、こんなデカいバイクには最低の道です。

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快走路開拓とかいって、こんな道通ってバカバカ!僕のバカ!と自責しましたが、無事に32号に合流。



合流後は、平穏な走行で大豊ICに到着。高知市に向けて一気に帰ります。


高速道路走行は、ゆとりすとパークに行ったとき以来。普段、車で走ってるくらいのごく普通の速度で流しましたが、途中何台かのリッターバイクにバビューンと追い越されました。この速度で走っててあの抜かれっぷり・・・何キロ出してんでしょーか。


しかし高速道路でバイクってのは爽快といえば爽快ですが、ちと、アブねえ気がするなあ。まあ、下道も下道で潜む危険は色々あるけど、下道とは違った緊張感持って走らないとマズいです。


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9R。

単に走るだけなら、もう充分慣れました。上では触れなかったですが、実は新改駅に行く途中、道を間違えてしまい、狭い上に砂利と大量の落ち葉と苔の生えたとんでもない悪路を15分ほど走る羽目になって、それが少し練習になった気がしますけど、あんなところは、もうたくさんです。




ガレージで9Rの余韻に浸りながら、一服。


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「今日も新しい旅が始まる」、か。



いい言葉ですねえ。


次はどこに行こうかな。





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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ファッショナブルより質実剛健のラパイドIRですか、バイクライフの信条がうかがえます。 ま、利便性のシステムヘルメットも、一個は揃えましょうよ。
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いずれ30キロずつあげてリミッター当てまで行くわけですが、公言は出来ませんので、、、出した夢を見たなぁんて云うんでしょうね。 お楽しみあれ。

平家落人ゆかりの村や、小さな急行停車駅を見たりすると夢のような気になって、四国も面白し。 こんな僻地から日本を見た龍馬達に乾杯。
南行
2017/04/27 19:40
そういきたいところですが、ヘルメット2個はなかなか贅沢な話です大穴馬券頼みですね

最低限の馴致は終わったと思いますので、これからは、よりいっそうメリハリの効いた乗り方をしていくつもりですというても無茶な走り方をするわけではないのであくまで自分なりの。

もてぎのV字コーナーを丁寧にアプローチするロッシの姿が目に焼きついてて、あれを生で観れたことは大げさかもしれませんが、財産といっていいのかもバイクを降りるその日まで最高の教科書にしておきます。


幕末志士所縁の場所巡りは、まだ何箇所か計画中です

楽しんでいきますよ
ぬし
2017/04/27 21:55

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